2019年6月の読書メーター
6月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2414
ナイス数:93
代表的日本人 (岩波文庫)
- 作者: 内村鑑三,鈴木範久
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/07/17
- メディア: 文庫
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代表的日本人 (岩波文庫)の感想
内村鑑三が西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人について西欧社会に紹介した書籍。 紹介されている5人全てに感じたのは無私の精神の人たちということ。時代が移り変わってもどのような日本人として生きるべきかを探る本として後世に伝わって欲しい一冊。
読了日:06月30日 著者:内村 鑑三
ドクター・ラット (ストレンジ・フィクション)
- 作者: ウィリアム・コッツウィンクル,内田昌之
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/03/16
- メディア: 単行本
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ドクター・ラット (ストレンジ・フィクション)の感想
人間レベルの知性を持ったラットが主人公の話です。人間たちに反旗を翻す動物たち。それに対抗する人間たち。フィクションと言えど、これが実際に起こったらどうなってしまうのだろう? という恐ろしさがあった。
読了日:06月30日 著者:ウィリアム・コッツウィンクル
図解版 「あとでやろう」と考えて「いつまでも」しない人へ ―「のろま」でなくなる仕事術
図解版 「あとでやろう」と考えて「いつまでも」しない人へ ―「のろま」でなくなる仕事術
- 作者: 和田秀樹
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2017/11/04
- メディア: 単行本
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図解版 「あとでやろう」と考えて「いつまでも」しない人へ ―「のろま」でなくなる仕事術の感想
のろまの脱却法を解説した本。のろまにも様々なタイプがあり、それぞれののろまにあった対処法が紹介されています。自分がどのタイプののろまに当てはまるのかわかっておくことも対策を立てる上で必要。のろまを直すための万能薬はないけれども、大切なのは考え方、ものの見方、生き方を考え直すこと。やりたくないからやらないではなく、やりたくなくても絶対にやるように行動をデザインすることが大事なのだと感じました。
読了日:06月30日 著者:和田秀樹
簡単に、単純に考える (PHP文庫)
- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/10/02
- メディア: 文庫
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簡単に、単純に考える (PHP文庫)の感想
棋士の羽生善治さんとスポーツジャーナリスト二宮清純さん、ラクビー日本監督平尾誠二さん(2016年逝去)、カーネギー・メロン大学教授金出武雄さん、3名それぞれの方との対談を書籍にしたものです。印象に残った箇所→創造力やアイデアは記憶の組み合わせから生まれるものである。制約や約束事があるから、工夫しよう、打破しようという気持ちになる。経験がプラスになるとは限らない。集中力だけを強化するより、その物事にどれだけ興味を持てるかが大事である。データや情報は使う人次第。いかに思考を省略できるか。
読了日:06月23日 著者:羽生 善治
完訳チャタレイ夫人の恋人 (新潮文庫)
- 作者: D.H.ロレンス,David Herbert Richards Lawrence,伊藤整,伊藤礼
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/11/22
- メディア: 文庫
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完訳チャタレイ夫人の恋人 (新潮文庫)の感想
身分の違う相手同士との不倫を描いた作品。戦争で下半身不随となった夫クリフォードの世話をするコンスタンスだったが、その生活に空虚感を覚え、森番をしているメラーズと出会い結ばれる。貴族の夫人と森番という身分の差を越えて、愛というものを知っていく。
読了日:06月19日 著者:D.H. ロレンス
粘膜戦士 (角川ホラー文庫)
- 作者: 飴村行
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: 文庫
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粘膜戦士 (角川ホラー文庫)の感想
鉄血、肉弾、石榴、極光、凱旋の5作品が収録された粘膜シリーズの短編集。過去作品である『粘膜人間』『粘膜蜥蜴』『粘膜兄弟』を読んでいると思わずニヤリとさせられる場面もあります。粘膜シリーズお馴染みの拷問は極光で描かれますが、ニンギリと呼ばれるムカデを使った描写は虫嫌いな人は注意です(そもそも読まない?)。
読了日:06月19日 著者:飴村 行
モンスターマザー: ―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い― (新潮文庫)
モンスターマザー: ―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い― (新潮文庫)
- 作者: 福田ますみ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2019/01/27
- メディア: 文庫
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モンスターマザー: ―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い― (新潮文庫)の感想
【劇薬注意】丸子実業高校バレーボール部員自殺事件。生徒が自殺した原因は通っていた学校の対応と部活内でのいじめだとして生徒の母親が裁判を起こした。だが、いじめの隠蔽は全くないことがわかる。そもそも、いじめなどなかったのだ。むしろ母親側の訴えが支離滅裂でもあり彼女の弁護を引き受けた人権派弁護士の自己欺瞞性、事件について報道をしたマスコミ側の対応に腹立たしさを覚えた。何よりも母親の人間性が恐ろしい。他人に対する攻撃性や粘着性には思わず顔をしかめてしまう。こんな人間に振り回された学校関係者は気の毒というよりない。
読了日:06月10日 著者:福田 ますみ
龍宮 (文春文庫)
- 作者: 川上弘美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/09/02
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龍宮 (文春文庫)の感想
北斎、龍宮、狐塚、荒神、鼹鼠、轟、島崎、海馬の8作品が収録されています。葛飾北斎の「蛸と海女」という作品(2匹のタコが裸の女性に襲いかかっているあの絵です)の蛸だという男と付き合って話を聞く「北斎」をはじめとして、「なんじゃこりゃ!?」となる話のオンパレード。小説全体が、どこか艶めかしい。
読了日:06月03日 著者:川上 弘美