のーぶっく、のーらいふ

30代読書好きサラリーマン大関です。僕が読んだ本(ビジネス書、小説、ノンフィクションなど)の紹介をしていきます。

『粘膜蜥蜴』は、ただのホラー小説ではない

『粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫) / 飴村 行』

粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)

粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)

感想

あれ⁉︎ 読んでいたのは血みどろなホラー小説だったのに⁉︎ 頁361から、これまでの伏線を回収しながらの展開に驚かされた。『粘膜人間』の強烈な世界観そのままに、またしても、脳みそをグッチャネされました。第弍章 蜥蜴地獄 ラムールの密林に生息する生物の描写は想像すると鳥肌もの(虫嫌いな方、気をつけて)。爬虫人の執行人による間宮の処刑場面。第参章 童帝戦慄 熊田一等兵と富士丸の決闘などエログロさ満載です。雪麻呂と爬虫人で下男の富蔵のやり取りは小気味良い漫才の様で面白い。読めばあなたも富蔵の虜になるはず!

[ https://bookmeter.com/reviews/68811528]




あらすじ

説明
内容紹介
『粘膜人間』を超えた世紀の問題作!

東南アジアの密林に棲息するという爬虫人〈ヘルビノ〉とは? 戦時中の日本で起こる未曾有の凄惨な事件の数々。第63回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)を受賞した、驚異のミステリ・ホラー!
商品の説明
粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫) [文庫] [Aug 25, 2009] 飴村 行
内容(「BOOK」データベースより)
国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。父は町で唯一の病院、月ノ森総合病院の院長であり、権勢を誇る月ノ森家に、2人は畏怖を抱いていた。〈ヘルビノ〉と呼ばれる頭部が蜥蜴の爬虫人に出迎えられた2人は、自宅に併設された病院地下の死体安置所に連れて行かれた。だがそこでは、権力を笠に着た雪麻呂の傍若無人な振る舞いと、凄惨な事件が待ち受けていた…。
著者について
●飴村 行:1969年福島県生まれ。東京歯科大学中退。2008年『粘膜人間』で第15回日本ホラー大賞長編賞を受賞してデビュー。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
飴村/行
1969年福島県生まれ。東京歯科大学中退。2008年『粘膜人間』で第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

[ https://www.amazon.co.jp/粘膜蜥蜴-角川ホラー文庫-飴村-行/dp/4043913028#productDescription_secondary_view_div_1527215102597]

数々のグロ描写がクセになる

こんにちは、大関@nagaokaguren)です。
今年、2017年読んだホラー小説のなかでもタダモノでない小説に出会ってしまった。
強烈なスプラッタ描写に飢えているあなたにおすすめしたい。

虫嫌いな方、注意……


ツイートにもあるけど、第弍章 蜥蜴地獄で密林に生息する生物、なかでも「ランニエ」は想像するだけで気持ち悪い……。

それは見たこともない巨大な虫だった。まず馬のような縦長の頭部があった。行灯ほどの大きさだった。その頭部の天辺の左右に楕円形の黒い複眼が一つずつ付いていた。そこから三十センチほど下の頭部の下底には蟷螂のような口器があった。

これ以上は勘弁してくだせぇ……。
読書の世界へ、いってらっしゃい!

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