のーぶっく、のーらいふ

30代読書好きサラリーマン大関です。僕が読んだ本(ビジネス書、小説、ノンフィクションなど)の紹介をしていきます。

新潟が生んだ三人の偉人 田中角栄、河井継之助、山本五十六

田中角栄河井継之助山本五十六 / 早坂 茂三』

概要

説明
内容紹介
今こそ世に問う!
角栄を最もよく知る著者、最後の書き下ろし。待望の復刊!(『怨念の系譜』を改題)

「英雄たちの復権なくして、日本の繁栄はなし」

新政府軍に敗れた長岡藩・河井継之助の無念が、その後、同じ土地に生まれた五十六、角栄の更なる悲劇につながった!
明治維新から現在まで、日本そして世界を呪縛する“怨念の構造”を壮大なスケールで描いた感動の大作。
ロッキード事件の真実が初めて語られる……。

解説: 半藤一利。


新潟が生んだ三人の偉才、河井継之助、山本五十六、田中角栄。彼らに共通するのは、リーダーとしての先見性、決断力と実行力、世界を意識した国家戦略など優れた資質を持っていたことだ。そしていずれもが「独立」と「富国」を志すが、歴史の大波に翻弄され、劇的な生涯を閉じている。
時代の転換期に現れた英雄たちの足跡を徹底検証し、その底流にある「怨念の構造」を明らかにしていくノンフィクション。ロッキード事件の真実が初めて語られる……。


〈著者の言葉〉
山本五十六と同様、巨大な風車に立ち向かった角栄は、力及ばずなぎ倒された。後継者は見当たらない。

内容(「BOOK」データベースより)
新潟が生んだ三人の偉才、河井継之助、山本五十六、田中角栄。彼らに共通するのは、リーダーとしての先見性、決断力と実行力、世界を意識した国家戦略など優れた資質を持っていたことだ。そしていずれもが「独立」と「富国」を志すが、歴史の大波に翻弄され、劇的な生涯を閉じている。時代の転換期に現れた英雄たちの足跡を徹底検証し、その底流にある「怨念の構造」を明らかにしていくノンフィクション(『怨念の系譜』を改題)。ロッキード事件の真実も初めて語られる…。
著者について
早坂 茂三(ハヤサカ シゲゾウ)
政治評論家
1930年北海道函館市生まれ。1955年早稲田大学政治経済学部卒業後、東京タイムズ社に入社。政治部記者時代に田中角栄氏と出会い、以後23年間、敏腕秘書として勇名をはせた。「日本列島改造論」の名づけ親でもある。田中氏の病気療養を境にフリーとなり、政治評論家として活躍。『オヤジと私』を皮切りに、『田中角栄回想録』『政治家 田中角栄』『駕籠に乗る人担ぐ人――自民党裏面史に学ぶ』『宰相の器』『鈍牛にも角がある』『意志あれば道あり』(以上、集英社文庫)など多数の著作を出版する。2004年、肺がんのため逝去。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
早坂/茂三
1930年北海道函館市生まれ。1955年早稲田大学政治経済学部卒業後、東京タイムズ社に入社。政治部記者時代に田中角栄氏と出会い、以後23年間、敏腕秘書として勇名をはせた。「日本列島改造論」の名づけ親でもある。田中氏の病気療養を境にフリーとなり、政治評論家として活躍。2004年、肺がんのため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

[ https://www.amazon.co.jp/田中角栄と河井継之助、山本五十六-早坂-茂三/dp/4492062033#productDescription_secondary_view_div_1528097084185]

読書後感想とツイート

新潟が生んだ偉人。河井継之助、山本五十六、田中角栄。三人に共通するのは、先見の明に優れた点だ。しかし、時代の流れとは残酷なもので小千谷会談が決裂し、北越戦争の犠牲となった河井。米国との戦力面などの差から戦争回避の道を探るも、戦争に舵を切らねばならなかった山本。日本列島改造論を掲げ、ヒト・モノ・カネの流れを再編成しようとするも、戦後最大級の贈収賄事件ロッキード事件の被告となった田中。無念というしかない。だが、地域に根ざした「志」は時を越えて受け継がれてきたのだと感じた。それに継ぐリーダーを日本は求めている。

[ https://i.bookmeter.com/reviews/68480822]




新潟が生んだ三人の偉人

こんにちは、大関(@nobooknolifeso)です。

今回、紹介するのは

『田中角栄と河井継之助、山本五十六 / 早坂 茂三』

です。

  • 田中角栄
  • 河井継之助
  • 山本五十六

ちなみに三人は新潟県出身です。僕の祖父母が新潟県長岡市出身なのでシンパシーを感じます。
いつだったか、読売新聞の日曜版で山本五十六と河井継之助についての記事が掲載されていました。恥ずかしながら、そこではじめて河井継之助について知りました。

彼らに共通するのは先見性に優れ、決断を実行に移し、国家戦略を立てましたが、彼らはまた
「悲運」のリーダーでもありました。

河井継之助

牧野長岡藩の家老に就任した直後、わずか三年で守旧派の門閥を押し切り、逼迫した藩財政を黒字に転化させ、藩士の俸禄を平準化し、洋式軍隊を整備する辣腕を見せた。

山本五十六

日清、日露戦争このかた薩摩(鹿児島)閥の山本権兵衛、東郷平八郎が主導してきた日本海軍の大型巨砲主義と決別し、当時継子扱いの航空戦力を独力で世界の最高水準にまで育成している。

田中角栄

無名時代の十年間に住宅問題や道路整備、電源開発を柱にした二十五件の議員立法で戦後復興、祖国再建の布石を打った。その延長線上に『日本列島改造論』がある

終わりに

三人の末路は悲劇的です。

戊辰北越戦争に追い込まれ逆賊とされた河井継之助。


日米開戦を抵抗し、戦争回避の道を探るも指揮官として無惨にも散っていった山本五十六。


日中国交正常化を成し遂げ、『日本列島改造論』というビジョンを掲げ、日本の「ヒト・モノ・カネ」の流れを再編成しようとするも、ロッキード事件の被告人として逮捕された田中角栄。


歴史とは時に残酷なものです。


「たられば」を言い出せばキリがありませんが、彼らに悲劇が訪れていなければ、日本はどのような道を進んでいるのでしょうか?


そこに思いを馳せるのも歴史を学ぶ醍醐味なのかもしれませんね。

読書の世界へ、いってらっしゃい!


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