睡眠の「ゴールデンタイム」は存在しない⁉︎
『8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識 (集英社文庫) / 川端 裕人,三島 和夫』
読書後感想とツイート
僕自身、抑うつ状態で睡眠薬を服用しないと眠れない時期がありました。睡眠に問題を抱えたときの不自由さや辛さは体験した当人でないとわからないけど、そのような悩みに陥らないために睡眠に関する知識を本書から得てほしい。まえがきにあるように、睡眠に関する「新常識」に驚かされた。なかでも、誰しも一律で体内時計25時間周期ではないこと。「8時間睡眠が理想」は科学的に根拠のないことだということを知った。第5章、第6章に書かれている眠りのアドバイスと睡眠のための12の指針は良い睡眠をとるために参考にしていきたい。
[ https://bookmeter.com/reviews/70257259]
こんにちは、大関(@nobooknolifeso)です。
今回、紹介するのは、『8時間睡眠のウソ。 日本人の眠り、8つの新常識 (集英社文庫) / 川端 裕人,三島 和夫』です。
概要
説明
内容紹介
『ためしてガッテン』や『名医にQ』でおなじみの専門家が、理想の眠りを解き明かす。社会人や学生のパフォーマンス向上だけでなく、子育てから高齢者の認知症ケアまで網羅した「睡眠」本の決定版!
内容(「BOOK」データベースより)
人は何時間寝ればいいの?そんな誰もが一度は抱える「眠り」の悩みについて、テレビでおなじみの専門家が理想の睡眠を分かりやすく解説。「こま切れの睡眠はNG」「眠くなるまで寝床に入るな!」「長く眠れたから良い睡眠とは限らない」といった、驚きの新常識をあなたに伝授。ビジネスや勉強だけでなく、子育て、認知症ケアなど、すべてのパフォーマンス向上につながる“睡眠”本の決定版!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
川端/裕人
1964年兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部卒業。日本テレビ入社後、科学技術庁、気象庁担当記者を経て、97年退社。98年『夏のロケット』で小説家デビュー。著書多数三島/和夫
[ https://www.amazon.co.jp/8時間睡眠のウソ。-日本人の眠り、8つの新常識-集英社文庫-川端-裕人/dp/4087455726#productDescription_secondary_view_div_1527220735761]
1963年秋田県秋田市生まれ。国立精神・神経医療研究センター部長。秋田大学医学部医学科卒業。秋田大学医学部精神科学講座助手、同講師、同助教授、2002年より米国バージニア大学時間生物学研究センター研究員、スタンフォード客員准教授を経て、06年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
昨年、抑うつ症状に伴って、不眠状態になり睡眠薬を服用していました。
朝早く金縛りで目覚める。日中にものすごい眠気を感じる。日中の眠気が嘘のように夜は眠れない。
僕の場合は睡眠薬服用期間を含めて3、4ヶ月位悩みましたが、この期間がずっと続くと思うとゾッとします。
本書で
生活に支障があるほど普段から強い眠気を感じている日本人は1割ほど
という記述がありましたが、「眠れない」という状態は非常に辛いです。
睡眠の改善の第一歩として今現在、睡眠で困っている人もそうでない人も手にとってほしいなと思います。
こま切れの睡眠はよくない。
睡眠をこま切れにとってしまうと、脳がしっかり休めない。
日中に30分以上眠るとメジャースリープが崩れてしまいます。
科学的にも、一日の中でコアな睡眠時間帯を作ることが大切だと言われています。まとまった睡眠をとることにより、個人差はあるものの、睡眠に一定の構造があらわれるそうです。このような睡眠を、専門的に、メジャースリープと呼んでいます。
メジャースリープが保たれたときに見られる一定の構造には、次のような特徴があります。まず、入眠からおよそ3時間の間に、ノンレム睡眠(主に脳を休める睡眠)の中でも特に深い睡眠があらわれ、後半になるにつれてノンレム睡眠が浅くなっていきます。また、入眠から約90分周期で、レム睡眠(主に体を休める睡眠)があらわます。
[ 睡眠の質を上げるキーワード、『メジャースリープ』って? | Good Sleep Factory]
それに、睡眠時に出る成長ホルモンも減ってしまうのです。
日中どうしても眠い時は15分〜20分程度の昼寝が効果的とのこと。
睡眠の「ゴールデンタイム」は存在しない!
読んでいて一番衝撃的だったのは、睡眠の「ゴールデンタイム」は存在しないということ。
成長ホルモンは寝付いてから最初の3時間に多く分泌されるので、何時から何時までというリズムは関係ないそうです。
読書の世界へ、いってらっしゃい!