のーぶっく、のーらいふ

30代読書好きサラリーマン大関です。僕が読んだ本(ビジネス書、小説、ノンフィクションなど)の紹介をしていきます。

2018年1月の読書メーターまとめ

こんにちは、大関@nobooknolifeso)です。

1月の読書メーターまとめです。

先月読んだ書籍で印象的だったのは、

『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する / エリック・バーカー』

科学的根拠から程遠いと思える成功法則。
その「成功法則をエビデンスベースで検証する」というのが、とても面白かった。
その中で紹介されている「WNGF」は、一度記事を書いたのですが、加筆修正したいのと、
他にも共有したい項目あるので、個別に感想書きたいと思います。



1月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:4972
ナイス数:85

タイム・マネジメント4.0 ― ソーシャル時代の時間管理術の感想
時間管理で大切なことは計画を立てること。物的なものは、先ず頭の中で生み出され、設計図に書きおこし、形あるものとして作り出される。それ以外のものでは、この原則を理解し、適応することが難しいという示唆には思わず膝を打った。一日の1%の時間を使うという項目が、これまで、まとまった時間ができたらやろうと先送りしていた「時間の使い方」に対する考え方を変化させてくれた。時間自体をコントロールすることはできないが、時間の使い方をうまくコントロールできるように計画を立てる習慣をつけたい。
読了日:01月31日 著者:竹村 富士徳

タイム・マネジメント4.0 ― ソーシャル時代の時間管理術

タイム・マネジメント4.0 ― ソーシャル時代の時間管理術


世界の宗教がまるごとわかる本の感想
これまで生きてきたなかで宗教に関して全くと言っていいほど勉強していなかったので、せっかくだと思い読みました。宗教を知ることは、信仰する人たちが連綿と守り続けている文化や伝統、倫理や道徳を理解することだと感じた。宗教は、世界地図の新たな視点を与えてくれる。
読了日:01月31日 著者:正木晃

世界の宗教がまるごとわかる本

世界の宗教がまるごとわかる本


たとえ明日、世界が滅びても 今日、僕はリンゴの木を植えるの感想
ピエロの仕事が楽しくないと思っていた修二が子どもたちを喜ばせたいという気持ちに気づき、仕事を楽しいと思えるように変わっていく。登場人物たちのシナリオを与えた神は意地悪かもしれないけれど、前を向いて歩いていこうという強さがあった。川島の「誰かのために頑張ろうとする力は、夢を叶えるために強い強い追い風となって背中を押してくれる。そして夢を叶えることができると、今度は誰かの夢を叶えるための追い風になることができる。(頁207)」という言葉が印象的でした。過去でも未来でもなく、今生きているこの瞬間を生きよう
読了日:01月31日 著者:瀧森 古都

たとえ明日、世界が滅びても 今日、僕はリンゴの木を植える

たとえ明日、世界が滅びても 今日、僕はリンゴの木を植える


残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学するの感想
著者エリック・バーカーのブログ Barking up the wrong tree より、「成功法則をエビデンスベースで検証する」という内容の本です。今まで言われてきた成功法則は、荒唐無稽な話か、それとも、しっかりと根拠があるものか、理路整然と説明されていく様子は読んでいて面白かった。一番印象的だったのは、ゲームの視点を人生の領域に取り入れる「WNGF」や「WOOP」というありとあらゆる目標に適用できる法則でした。人生の成功をつかむためには、成功を定義して達成するために行動し続けることが大事!
読了日:01月31日 著者:エリック・バーカー

残酷すぎる成功法則  9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する


二階の王 (角川ホラー文庫)の感想
ひきこもりの兄を抱える家族と元ひきこもりのメンバーからなる〈悪因研〉が絡んでいくコズミックホラー。クトゥルフ神話知識があると、より楽しめます(クトゥルフ神話を知らなくても読み進めるのに支障はありません)。日常が狂気に満ちていく様子にSAN値が削られていく。誰もが〈悪因〉であり、〈悪果〉になりえるのです。ひきこもりという題材で稲葉浩志さんのWonderlandの歌詞を思い出した。久しぶりに聞こうかしら。それと、悪魔を憐れむ歌も忘れずに……(笑)。
読了日:01月29日 著者:名梁 和泉

二階の王 (角川ホラー文庫)

二階の王 (角川ホラー文庫)


働く大人のための「学び」の教科書の感想
これまでの仕事人生は、入社した会社で会社が求めるままに仕事経験を重ね、キャリアを伸ばし定年まで勤めることが求められていました。それとは一転して、これからの仕事人生は、自分で自分のキャリア選択をしていかなければいけません。その中で必要になるのは「学び続けること」です。この書籍ではその学びに必要な視点である「3つの原理原則」と「7つの行動」を紹介しています。行動の中の「読書」は継続しているので、より「自分の中の地図」を広げていきたい。その上で、インプットした知識をアウトプットしていく機会をつくりたい。
読了日:01月24日 著者:中原 淳

働く大人のための「学び」の教科書

働く大人のための「学び」の教科書


20代のうちに知っておきたい お金のルール38の感想
生きていく上でお金は必要不可欠なものです。そのお金にもてる人生にはどんな発想や行動が必要なのか、お金持ちとそうでない人の違いが書かれています。題名にお金のルールとあるが、人生のルールと言い換えても遜色ない。お金にもてるために必要なことは、決断の速さ、時間の大切さに気づくこと、気遣いをすることに勇気と手間を惜しまないこと、群れることをせず、時には一人きりになる時間を持つこと、日常的に付き合う人たちを変えること、お金とは信頼であること、好きなことに没頭することであると感じました。
読了日:01月21日 著者:千田 琢哉

20代のうちに知っておきたい お金のルール38

20代のうちに知っておきたい お金のルール38

  • 作者: 千田琢哉
  • 出版社/メーカー: 総合法令出版
  • 発売日: 2012/05/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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気ままに猫だもん。の感想
寝子とも言うように至福の表情を浮かべて寝ている猫たちの姿と、気ままで自然体な猫たちが可愛らしい。「眼福」の一言です!
読了日:01月17日 著者:あおいとり

気ままに猫だもん。

気ままに猫だもん。


島ねこぽんの感想
島で暮らす猫たちを撮った作品。頁90〜91の猫に懐かれて帰りがたいあおいとりさんを想像すると微笑ましくもあります。こんな風に猫たちに懐かれたいなあ!
読了日:01月17日 著者:あおいとり

島ねこぽん

島ねこぽん


猫だって鼻提灯くらいできるもん。の感想
記憶は定かでないのですが、「ねこ休み展」だったか、「ねこ休み美術館」で展示されていた表紙にある鼻提灯の猫ちゃんの可愛さに惹かれました。猫たちの自然な表情に癒されます。
読了日:01月17日 著者:あおいとり

猫だって鼻提灯くらいできるもん。

猫だって鼻提灯くらいできるもん。


医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68の感想
この本を読んで食の教養を高めよう! 健康であるためには食事をはじめとした生活習慣が大切です。書籍でも述べられていますが、何も知らずに俗説や自己流健康法を体にいいと思って試すのは自ら進んで病気になるようなもの。したがって、医学的に正しい食生活を送ることが重要になります。「肥満」「老化」「病気」を防ぐために正しい食事法の知識を得て実行しましょう。これまで肥満の原因はカロリーや脂肪と思っていたが、「糖質」が原因であるという見解には目から鱗が落ちました。糖質過剰摂取を避け、免疫機能を高める食事を心がけましょう。
読了日:01月17日 著者:牧田 善二

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68


教団X (集英社文庫)の感想
カルト教団を舞台にした話。宗教とは何か? 意識とは何か? 宇宙とは何か? 死とは何か? 性とは何か? 戦争とは何か? 平和とは何か? という人間の生きることへの問いかけをされているよう。ここまでの物語があるからこそ、頁568「それがどんな人生であっても、問題は、それをどう生きるかなの」という立花涼子の言葉、よっちゃんさんの演説に胸を衝かれる。頁590「私達は、世界を肯定しましょう。世界の全てでなくてもいい。世界の何かは肯定しましょう。」光があるから闇がある。でも、闇があるから光がある。共に生きましょう。
読了日:01月17日 著者:中村 文則

教団X (集英社文庫)

教団X (集英社文庫)


オッド博士の美少女図鑑 (TH ART SERIES)の感想
オッド博士と少女たちをめぐる物語。狂気的で幻想的で奇妙な世界に招待してくれます。博士の作品となった少女たちは死によって得られることのない永遠を手に入れたのだ。故に美しい……。
読了日:01月14日 著者:最合 のぼる

オッド博士の美少女図鑑 (TH ART SERIES)

オッド博士の美少女図鑑 (TH ART SERIES)


人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。の感想
この本をひとことで言えば、読書に対する意識、見方を変えさせてくれる本。ぜひ本を読むことが好きな人、嫌いな人にも読んでほしい。本を読むことが最高の自己投資になり、人生の予習にもなる。さらに自分の世界を拡げるのに読書は最適だと気づかされる。様々な著者の世界と本による対話が数千円で時間を問わずにできる。それが本を読む醍醐味ですね。さあ、本を読もう!
読了日:01月13日 著者:千田 琢哉

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。 20代で身につけたい本の読み方80

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。 20代で身につけたい本の読み方80


粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)の感想
粘膜シリーズ第3段。この世界観好きだ! 今作でも拷問シーンが出てきます。針市による針拷問、ルミン・シルタのハキムによる眼球を支える筋肉を鋏で切断していく拷問。どちらも想像すると痛い! 須川兄弟とヘモやんの会話のやり取りは、前作『粘膜蜥蜴』の雪麻呂と富蔵のようなコミカルさがあり、何度も笑ってしまった。
読了日:01月09日 著者:飴村 行

粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)

粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)


サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福の感想
上巻と合わせて、あらためて世界史を学びなおしたい人におすすめ。下巻では、宗教、科学革命、産業の話についてが主に出てくる。中でも印象的だったのは、近代以前の経済と近代の経済の違いについて。近代以前の経済は生産から利益という一本道だったのが、近代の経済では利益が生産を生み、生産が利益を生むという経済構造に変わった。「信用」という通貨を生み出すことにもよって経済は大きな発展を遂げた。全体を通して、サピエンスは虚構をつくることによって今日の世界をつくってきたのだと感じた。
読了日:01月07日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福


人工知能は日本経済を復活させるかの感想
近年、メディアの話題にのぼることの多い人工知能。その人工知能が人間の仕事を奪うのではないか? という疑問を持っていたが、頁32「職がなくなるのではなく、タスクがなくなる」という示唆がされていた。これまで勘や経験に頼られてきた仕事が人工知能にノウハウとして管理、蓄積されていくと人手不足、後継者不足という問題も一歩前進するのではないだろうか。人工知能をどのように活用していくのかがこれからの社会の課題となる。
読了日:01月04日 著者:柳川 範之

人工知能は日本経済を復活させるか

人工知能は日本経済を復活させるか


家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)の感想
どんな思考に触れてきたら、こんな物語が思いつくのだろう? 未来帝国EHSは白色人種の人間、黒色人種の黒奴、日本人のヤプーという人種に分かれた国家である。黒奴を奴隷とし、ヤプーは家畜や家具として使っているなど、設定がすさまじい。女権主義である点やヤプーは白色人種に飼育されているといった発想など「戦後最大の奇書」という言葉通り。「白人至上主義」や「フェミニズム」に対する風刺とも感じた。
読了日:01月02日 著者:沼 正三

家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)

家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)


銃 (河出文庫)の感想
「昨日、私は拳銃を拾った。」西川の退屈な生活を拳銃が変えていく。「私はただ、見つけたのだと思った。人が例えば絵を描いたり、音楽をつくったりすることに喜びを見出すように、仕事や女、薬物や宗教などに依存するように、私は夢中になれるものを発見したのだと思った。私にとっては、それがただ拳銃であったことに過ぎなかった。」後味の悪いラストに関わらず、最初から最後まで淡々と物語が進んでいたように感じた。拳銃を撃つ行為への欲求によって心境が変化していく様子は怖くもあり、滑稽でもあった。
読了日:01月01日 著者:中村 文則

銃 (河出文庫)

銃 (河出文庫)


読書メーター


さて、今月はどんな本と出会えるでしょう?

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