のーぶっく、のーらいふ

30代読書好きサラリーマン大関です。僕が読んだ本(ビジネス書、小説、ノンフィクションなど)の紹介をしていきます。

2019年12月の読書メーター

2019年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1496ページ
ナイス数:138ナイス

https://bookmeter.com/users/15501/summary/monthly

■「小児性愛」という病 ―それは愛ではない

「小児性愛」という病  ―それは愛ではない

「小児性愛」という病 ―それは愛ではない

  • 作者:斉藤 章佳
  • 出版社/メーカー: ブックマン社
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

以前、ペドフィリアをテーマにした2冊『児童性愛者』『少女の私を愛したあなた』を読んだので、読みました。子どもに対する性加害の実態として、面識のない者の犯行よりも親族や面識のある者の犯行が多いというデータには驚かされる。だからこそ何も知らない、抵抗もできない子どもを相手に犯行に及ぶ犯人は卑劣である。そういった性加害者の実像に迫るとともに、性加害者の再犯防止、社会復帰の難しさの問題にも触れられています。性の問題を語るときに支配する者と支配される者という関係性で捉えられることに根底的な問題があるのだと感じる
読了日:12月23日 著者:斉藤 章佳
https://bookmeter.com/books/14636487

■小説 シライサン (角川文庫)

小説 シライサン (角川文庫)

小説 シライサン (角川文庫)

  • 作者:乙 一
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: 文庫

眼球を破裂させて亡くなった親友の死の真相に迫っていく和風ホラー。乙一先生は目に関係した話が印象的ですね(『暗いところで待ち合わせ』『石ノ目』『暗黒童話』など)。見ると石にされてしまう石ノ目様とちがい、目を逸らすと殺されるシライサンがこの小説の怨霊です。来年1月から映画公開予定。乙一先生自身が監督をされているようなので、小説の場面がどのように映像に反映されるのかが楽しみ。
読了日:12月22日 著者:乙 一
https://bookmeter.com/books/14714638

■82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

この本に書かれている内容フィクションだけど、一切フィクションではない。女性に生まれたというだけで、被らなければならない数々の出来事。それを当たり前に過ごさなければならなかったキム・ジヨンの祖母世代、母親世代。女の子だということで堕胎されていた子どもたち。女性軽視。知ることは残酷なことだ。正直、読まなければよかったと思う。なぜなら、彼女たちと無関係でいられたから。読んだことで他人事から自分事になった。もう知ってしまった。彼女たちの内情を知りながらも無関係であることを装えないのだ。
読了日:12月22日 著者:チョ・ナムジュ
https://bookmeter.com/books/13271683

■生命式

生命式

生命式

村田沙耶香さんの短編集。僕のお気に入りの作品は、「素晴らしい食卓」と「孵化」。
相手や自分の文化をわかりあうために、自分の文化を強要したりする必要はないのかもしれないなと思わされた。納得しかけたところで思い切りぶち壊された「素晴らしい食卓」。オチで思わず笑ってしまいました。「孵化」は環境によってキャラが変わることに悩む主人公の話。一番共感できたかも。誰しもが「自分」というキャラを演じているだけで、「本当の自分」なんてものはどこを探したっていないのかもしれない。
この作品もオチが秀逸(笑)。
読了日:12月19日 著者:村田沙耶香
https://bookmeter.com/books/14470675

■もしも一年後、この世にいないとしたら。

もしも一年後、この世にいないとしたら。

もしも一年後、この世にいないとしたら。

  • 作者:清水研
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2019/10/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

国立がん研究センター中央病院精神腫瘍科長清水研さんががん患者と接してきたなかで学んだことを書籍にした本です。序章の「がんと無関係でいられる人は少ない」という項目からハッとさせられました。自分ががんにかからなくても身近な人ががんになる可能性は高くなっている。多くの人にとってがんは他人事とは言っていられない状況になりつつあるのだと思います。僕も祖父と父をがんで亡くしましたので……。
「死」と向き合うことは「生」と向き合うことだ。終わり(期限)があるからこそ取り組む覚悟になるのではないだろうか。
読了日:12月07日 著者:清水研
https://bookmeter.com/books/14545392

■新しい一歩を踏み出そう! 会社のプロではなく、仕事のプロになれ!

新しい一歩を踏み出そう! 会社のプロではなく、仕事のプロになれ!

新しい一歩を踏み出そう! 会社のプロではなく、仕事のプロになれ!

これからの時代は「会社のプロ」より「仕事のプロ」へと意識を変えて働くことが大事になってくる。仕事のプロといっても、会社を辞めて独立したり、起業する必要はない。会社にいながらでも、仕事のプロとして働けるサービスを活用するのも一つの方法だ。あれこれ考えるよりも、まずはやってみることが重要。
読了日:12月05日 著者:守屋 実
https://bookmeter.com/books/13788726


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