のーぶっく、のーらいふ

30代読書好きサラリーマン大関です。僕が読んだ本(ビジネス書、小説、ノンフィクションなど)の紹介をしていきます。

僕たちは戦場にいる兵士と同じ食事をしている

『戦争がつくった現代の食卓-軍と加工食品の知られざる関係 / アナスタシア・マークス・デ・サルセド』

戦争がつくった現代の食卓-軍と加工食品の知られざる関係

戦争がつくった現代の食卓-軍と加工食品の知られざる関係

概要

説明
内容紹介
スーパーマーケットでお馴染みの「安くて長持ちする食品」のルーツは兵士のための糧食だった!

プロセスチーズ、パン、成型肉、レトルト食品、シリアルバー、スナック菓子、缶詰、
フリーズドライ、さらには食品包装用のラップやプラスチック容器など、
身近な食品がどのように開発され、軍と科学技術がどんな役割を果たしてきたかを探る
刺激的なノンフィクション。

■本書の目次■

第1章 子どもの弁当の正体
第2章 ネイティック研究所――アメリカ食料供給システムの中枢 I
第3章 軍が出資する食品研究――アメリカ食料供給システムの中枢 II
第4章 レーションの黎明期を駆け足で
第5章 破壊的なイノベーション、缶詰
第6章 第二次世界大戦とレーション開発の立役者たち
第7章 アメリカの活力の素、エナジーバー
第8章 成型肉ステーキの焼き加減は?
第9章 長もちするパンとプロセスチーズ
第10章 プラスチック包装が世界を変える
第11章 夜食には、三年前のピザをどうぞ
第12章 スーパーマーケットのツアー
第13章 アメリカ軍から生まれる次の注目株
第14章 子どもに特殊部隊と同じものを食べさせる?
内容(「BOOK」データベースより)
プロセスチーズ、パン、成型肉、レトルト食品、シリアルバー、スナック菓子、缶詰…スーパーマーケットでお馴染みの「安くて長持ちする美味しい食品」のルーツは兵士のための糧食だった!身近な食品がどのように開発され、軍と科学技術がどんな役割を果たしたのかを探る。
著者について
フードライター。「サロン」「スレート」「ボストングローブ」「グルメ」などの各種紙誌や、PBSネットワークやNPRラジオのブログに記事を執筆している。公衆衛生のコンサルタント、ニュース雑誌の発行者、公共政策の研究者でもある。ボストン在住。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
デ・サルセド,アナスタシア・マークス
フードライター。「サロン」「スレート」「ボストングローブ」「グルメ」などの各種紙誌や、PBSネットワークやNPRラジオのブログに記事を執筆している。公衆衛生のコンサルタント、ニュース雑誌の発行者、公共政策の研究者でもある。ボストン在住

田沢/恭子
翻訳家。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程英文学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

[ https://www.amazon.co.jp/戦争がつくった現代の食卓-軍と加工食品の知られざる関係-アナスタシア・マークス・デ・サルセド/dp/482690195X#productDescription_secondary_view_div_1528097486553]

感想

私たちが普段何気なく口にしているエナジーバーやプロセスチーズ、冷凍食品などの加工食品の研究、開発にはアメリカ軍が関わっている。戦地で兵士が食べるためのレーションと同じものを食べていると考えると、ゾッとした。
頁318「料理というのは、先に音楽がたどったのと同じ道を歩んでいて、いわば死にかけのアートだ。」
という記述が衝撃的。

[ https://i.bookmeter.com/reviews/67082197]




僕らが食べる加工食品の歴史

こんにちは、大関@nagaokaguren)です。


今回、紹介する本は

『戦争がつくった現代の食卓-軍と加工食品の知られざる関係 / アナスタシア・マークス・デ・サルセド』

です。


日常と戦争とは、分け隔てられた空間に存在するものという印象がありました。
この本を読むまでは。


僕たちが普段、口にする加工食品は、
企業が商品をつくり出したのではなく

アメリカ軍がコンバット・レーション(戦闘糧食)をつくり出すなかで生まれた

という事実が衝撃的でもありました。


ネイティック研究所によって
発明された加工食品

  • エナジーバー
  • 成型肉
  • 古びないパン
  • インスタントコーヒー

これらは僕たちの生活に
欠かせない食品と言っても
過言ではありません。


はたまた、食品だけでなく

といった技術にもネイティック研究所は関与しています。


食品を生み出した研究や開発に、
どのような歴史があり、
どのような技術が用いられているのか?


それを垣間見ることのできる貴重な書籍でした。


読書の世界へ、いってらっしゃい!


ところで、ブログ管理人ってどんな人?

s-ohzeki1008.hatenablog.com

 

ご一緒に読書登録お願いします!