のーぶっく、のーらいふ

30代読書好きサラリーマン大関です。僕が読んだ本(ビジネス書、小説、ノンフィクションなど)の紹介をしていきます。

『カモメになったペンギン 』に見るファースト・ペンギンになる勇気

『カモメになったペンギン / ジョン・P・コッター,ホルガー・ラスゲバー』

カモメになったペンギン

カモメになったペンギン

概要

説明
内容紹介
リーダーシップの権威であるJ.コッターが、自身の提唱する「組織変革を成功させる8段階のプロセス」を幅広い層に、わかりやすく示したビジネス寓話。組織変革のダイナミズムや、それを成し遂げるためのリーダーシップのエッセンスが、ペンギンのコロニーを舞台とした物語に凝縮されている。

(あらすじ)
最初にその危機に気づいたのは”したっぱ”ペンギンだった
◎氷山が溶けている。もうすぐ崩壊するぞ―――268羽のペンギンが暮らす氷山に、危機が静かに近づいていた。旺盛なる好奇心で、最初にそれに気づいたフレッドは、変化を嫌い、現状に甘んじるコロニーのペンギンに、少しずつ、けれども着実に自らの主張を伝えていった。そしてついにこの未曾有の危機に立ち向かう5人のチームが結成されるのである。
◎生き残るためには、僕らが変わらなければ―――チームが導き出した究極の結論。しかし、古い思考をもつ者たちの不安、根強く残る親たちの固定観念、水面下で進む既得権益者たちの妨害などあらゆる困難がグループの前に立ちはだかる。果たしてチームは変革を実行できたのか、そしてペンギンたちは生き残ることができたのか――。
日本の遥か彼方の南極で、最大の難局に直面したペンギンたちの挑戦が今、幕を開ける。
内容(「BOOK」データベースより)
組織を変革し、成功に導くためのリーダーシップが、ペンギンのコロニーを舞台とした物語で分かりやすく示される。八段階の変革プロセスで変革を成功させる寓話シリーズ第三弾。
著者について<全部>
ジョン・P・コッター John P. Kotter
ハーバード・ビジネススクール松下幸之助寄付講座リーダーシップ教授。マサチューセッツ州ケンブリッジに設立されたコッター・アソシエイツの創設者、会長。マサチューセッツ工科大学ハーバード大学卒業。1972年からハーバード・ビジネススクールで教鞭を取る。81年34歳の若さで正教授に就くとともに終身教職権取得。これはハーバードの歴史のなかでも最年少記録である。現在はハーバード大学のみならず、世界中でセミナーや講演活動を展開中。現在マサチューセッツ州ケンブリッジに、夫人のナンシー・ディアマンと娘のキャロライン、息子のジョナサンと一緒に暮らしている。

ホルガー・ラスゲバー Holger Rathgeber
医療テクノロジー企業の世界的リーダーであるベクトン・ディッキンソンに勤務するモダン・グローバル・マネジャー。ドイツのフランクフルト出身。社会人としての最初の数年間はアジアで過ごした。2004年からはニューヨーク州ホワイトプレーンズに、夫人のジュッタと二人の息子ダニエルとベニーと暮らしている。

藤原 和博
杉並区立和田中学校校長。東京大学経済学部卒業後、リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。1993年からロンドン大学ビジネススクール客員研究員。96年より「フェロー」制度を人事部とともに創出し、自らその第一号となる。2003年都内では義務教育初の民間人校長として現職に就任。同校に〔よのなか〕科や学校支援のためのボランティア組織「地域本部」を創設するなど、さまざまな教育改革の取り組みにより、文部科学大臣賞などを数多く受賞。著書は『校長先生になろう!』など。

野村 辰寿
アニメーション作家。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。現在、株式会社ロボットアニメーションスタジオ ケージ所属。さまざまな分野のアニメーションやキャラクターデザインを手がけ、絵本、イラストレーションでも活動中。代表作『ストレイシープ(フジテレビ)』『ジャム・ザ・ハウスネイル(NHK教育)』『ななみちゃん(NHK-BS)』など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
コッター,ジョン・P.
ハーバード・ビジネススクール松下幸之助寄付講座リーダーシップ教授。マサチューセッツ州ケンブリッジに設立されたコッター・アソシエイツの創設者、会長。マサチューセッツ工科大学ハーバード大学卒業。1972年からハーバード・ビジネススクールで教鞭を取る。81年には34歳の若さで正教授に就くとともに終身教職権取得。これはハーバードの歴史のなかでも最年少記録である。現在はハーバード大学のみならず、世界中でセミナーや講演活動を展開中。現在マサチューセッツ州ケンブリッジに暮らしている

ラスゲバー,ホルガー
医療テクノロジー企業の世界的リーダーであるベクトン・ディッキンソンに勤務するモダン・グローバル・マネジャー。ドイツのフランクフルト出身。社会人としての最初の数年間はアジアで過ごした。2004年からはニューヨーク州ホワイトプレーンズに暮らしている

藤原/和博
杉並区立和田中学校校長。東京大学経済学部卒業後、リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。1993年からロンドン大学ビジネススクール客員研究員。96年より「フェロー」制度を人事部とともに創出し、自らその第一号となる。2003年都内では初めてとなる義務教育の民間人校長として現職に就任。同校に〔よのなか〕科や学校支援のためのボランティア組織「地域本部」を創設するなど、さまざまな教育改革の取り組みにより、文部科学大臣賞などを数多く受賞

野村/辰寿
アニメーション作家。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。現在、株式会社ロボットアニメーションスタジオケージ所属。さまざまな分野のアニメーションやキャラクターデザインを手がけ、絵本、イラストレーションでも活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

https://www.amazon.co.jp/カモメになったペンギン-ジョン・P・コッター/dp/4478000344#productDescription_secondary_view_div_1527396904471

感想

ペンギンたちがコロニー内で起こった問題(氷山が溶ける危険性がある)に対して、解決をしていくストーリー。組織の中で、問題を共有し解決に向けて行動していくことへの教訓が書かれています。印象的だったのは、ルイスが四羽のペンギンたちに目を閉じて西を指差させたところ。組織でバラバラになっている意識を問題解決に向けて集中させることの大切さを感じた。

[ https://i.bookmeter.com/reviews/68687899]







ペンギンのいるBAR 池袋に行った時に撮った写真。

http://www.penginbar.jp/sp/

こんにちは、大関@nagaokaguren)です。
ペンギン、よちよちと歩く愛くるしい姿は可愛いですよね。
その姿とはうって変わって、エサを求める貪欲さは現金なヤツらだなと思いました。


ペンギンと言えば、ふと、こんな記事が目に付きました。

ペンギンたちが氷の上でおしくらまんじゅうしていたら、端っこにいた1羽がついにポチャンと入水!! その最初に飛び込む1羽を「ファースト・ペンギン」と呼ぶそうです。だんだん押されて「あ〜れ〜」と落下したようにも、「えいっ」と意を決して自ら飛び込んだようにも見えますが、この1羽の存在には大きな意味があるようです。

野生のペンギンは、1年間に2000万トン以上のエビ・カニイカ・魚などを食べているといいます。これは日本やアメリカの年間漁獲量のなんと約4倍!! 「ペンギンさえいなければ・・・」と漁師さんたちに陰口をたたかれてしまうくらいの大食漢なのです。その食事のためには、当然海に入って狩りをしなければなりません。ですが、海の中にはペンギンのご飯たちが泳ぐだけではなく、ペンギンをご飯にしようとしているヒョウアザラシたちも待ち伏せているのですね。

そこで、「ファースト・ペンギン」が飛び込みます。彼(彼女)が血だらけになって浮いてきたら、他のペンギンは飛び込まないで逃げる。もしスイスイ泳いで魚をゲットしていたら、次々に飛び込んでいくのです。そんな生け贄的な・・・と思うかもしれませんが、種として1羽でも多く生き残るための自然の知恵といわれています。
それに危険がなかった場合は、最初に飛び込んだペンギンは 逃げ出す前の魚をお腹いっぱい食べられる特典つき!ハイリスク・ハイリターンですね。じつは「ファースト・ペンギン」は、ビジネス用語。最初に新たな事業に手を出すことはリスクも伴うけれど、成功したときの利益も大きい。そしてたとえ失敗したとしても、結果を後に続く者に役立ててもらうことができる。五代友厚さんは、そんな励ましをこめてヒロインを「ペングイン」に例えていたようです。

[ https://tenki.jp/lite/suppl/usagida/2016/01/24/9711.html]

問題をどのように解決する?


そんなペンギンたちをなぞらえた書籍が、
『カモメになったペンギン / ジョン・P・コッター,ホルガー・ラスゲバー』です。
この物語の主人公であるフレッドは、ペンギンたちの住むコロニーで驚くべき事実に気づきます。

氷山が溶けている。もうすぐ崩れるぞ‼︎


氷山が崩れるかもしれないという問題に対して、ペンギンたちがどのように解決をしていくのか?


という寓話仕立てのストーリーになっています。

8つのプロセス

ペンギンたちが問題解決のために行動したこと
をまとめると

変革を成功させる八段階のプロセス

  1. 危機意識を高める
  2. 変革推進チームをつくる
  3. 変革のビジョンと戦略を立てる
  4. 変革のビジョンを周知徹底する
  5. 行動しやすい環境を整える
  6. 短期的な成果を生む
  7. さらに変革を進める
  8. 新しい文化を築く

ここでは、変革推進チームをつくることの大切さを感じた。

  • フレッド アイデアを出す
  • アリス 実行力に優れるリーダー
  • ルイス(党首) 誰からも尊敬を集めるリーダー
  • バディ 信用と好感度抜群
  • ジョーダン(教授) 知識と論理に優れる

人がいないことには始まらない! 適材適所!

意識を一つに

なかでも、僕が印象に残ったのはこの部分。

ルイスは「目を閉じたまま、西を指してみなさい」と言った。ほんの一瞬ためらったあと、全員が言われた通りにした。「さあ、目を開けて」。ルイスは彼らに告げた。バディ、教授、フレッド、そしてアリスの四羽はみな、別々の方向を指していた。特にバディの羽は、わずかに上向きで空に向かっていた。

個々の能力を生かすためには、チームとして同じ目標に向かうことが大事。


チームづくりを考える一冊

寓話と侮るなかれ!


読書が苦手と感じるあなた。
チームづくりについて学びたいけど
難しそうと感じるあなた。

そんなあなたにオススメしたいと思います。
チームづくりを考える一冊にいかがでしょう?
読書の世界へ、いってらっしゃい!


ところで、ブログ管理人ってどんな人?

s-ohzeki1008.hatenablog.com

 

ご一緒に読書登録お願いします!