のーぶっく、のーらいふ

30代読書好きサラリーマン大関です。僕が読んだ本(ビジネス書、小説、ノンフィクションなど)の紹介をしていきます。

失敗から学ぶには? 『「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ』の7つの視点がわかりやすい! その2

『「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ / 鈴木 博毅』




前回に引き続き

こんにちは、大関(@nobooknolifeso)です。
前回に引き続き、
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『「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ / 鈴木 博毅』

思考法

日本人のものづくりの強みというのは、「練磨の文化」にあると言います。
いわゆる、「〜道」(剣道、柔道、華道、茶道など)と呼ばれるものですね。
「守破離」といって、型を覚えることに始まり、型をマスターするために訓練や稽古を繰り返し、身体で覚えていきます。最終的にその型を離れオリジナルをつくりだしていきます。
「ひとつの物事に集中し、極限を目指す」
ただ、それの弱点は状況が変わると「また一からやり直さなくてはいけない」ということです。つまり、今までの努力が水の泡……。
戦争において、一方米軍は達人を目指さず「技術に頼らなくても誰もが同じ力を発揮できるシステム」を作ることに成功しました。
もし、「達人を育てる」日本軍は腕の良いパイロットが撃墜されてしまうと大きな戦力ロスとなります。そのパイロットの穴を埋めるためには、後続のパイロットを育てるまでに充分な期間が必要となります。
それに引き換え、「技術に頼らなくても誰もが同じ力を発揮できるシステム」を持った米軍は、パイロットが撃墜されたとしてもあまり大きな痛手はありません。なぜなら、コピペが可能だから(言葉は悪いですが)。
「達人を育てる」という同じ土俵で戦っていたのであれば、日本軍に勝ち目はあったのかもしれませんが、米軍が「技術に頼らなくても誰もが同じ力を発揮できるシステム」を持ち込んだことにより、戦いのルールは大きく変わることになりました。

強いものが生き残るのではなく、ルールを変えたものが生き残る

ダーウィンの言葉が突き刺さるようです。

生き残る種とは、

最も強いものではない。

最も知的なものでもない。

それは、変化に最もよく

適応したものである。

[ http://iyashitour.com/archives/24268]

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