のーぶっく、のーらいふ

30代読書好きサラリーマン大関です。僕が読んだ本(ビジネス書、小説、ノンフィクションなど)の紹介をしていきます。

2018年7月の読書メーターまとめ

7月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5633
ナイス数:190

書いて生きていく プロ文章論の感想
文章を書く上で大切なことは、誰に向けて書くのか(ターゲット)、何のために書くのか(目的)を意識することだと著者は言います。表面的なテクニックを身につけたり、上手に見せようとしたりする必要はないのだと感じました。文章を書くことも対面でのコミュニケーションと変わりません。上手い文章を書けたとしても、読み手が理解できなければその文章を書いた目的は達成されません。これまで自分自身で文章を書くことのハードルを上げていただけなのかなと思いました。「文章を書く」のではなく「目の前の人に話す」ように書くことを心がけたい。
読了日:07月29日 著者:上阪 徹
書いて生きていく プロ文章論


私はすでに死んでいる――ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳の感想
「お前はもう死んでいる」これは某漫画の主人公のセリフですが、この本のタイトル「私はすでに死んでいる」とは、第1章のコタール症候群で患者が語ること。他には認知症、身体完全同一性障害、統合失調症離人症自閉症スペクトラム障害、自己像幻視、恍惚てんかんという病気が紹介されています。第3章については、x51.orgで以前記事になっていたので覚えている。http://x51.org/x/05/03/2551.php (ショッキングな画像があるのでリンク先注意!)自分が認識している自己とは何かと考えさせられた。
読了日:07月28日 著者:アニル・アナンサスワーミー
私はすでに死んでいる――ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳
https://www.instagram.com/p/BlyzBHBnBqd/
『私はすでに死んでいる』 #読了印象的だったのは、第3章で取り上げられる身体完全同一性障害と第7章で取り上げられる自己像幻視。身体完全同一性障害については以前、x51.orgで読んだことがあった。自分の身体の所有感覚という今まで考えたこともない事柄だったので衝撃的だった。自己像幻視とは、いわゆる体外離脱やドッペルゲンガーといったオカルトめいた症状。自分が普段持っている「自己意識」について問われる一冊(だと思う)。 怖くもあり、面白くもありました。#読書好きな人と繋がりたい


「失敗」を「お金」に変える技術の感想
失敗を回避するために有効な手段は実学から学ぶこと。人生において、チャンスは一度きりのほうが例外。
読了日:07月25日 著者:稲村徹也
「失敗」を「お金」に変える技術


本当は怖い日本のしきたりの感想
移り変わる季節のなかで、たびたびこの世に現れる霊を慰め、神に感謝をする。そうすることによって、災厄から身を守る。年中行事の大半が、日本人が「死」と「異世界」とに向きあうものなのだ。(はじめに より) 全四章に渡って日本のしきたりのルーツが紹介されている。知っているようで知らないことが多かった。大半のしきたりは「死」と結びついていて、祭りの華やかさとは別に死者に対する慰霊や農作物の豊穣を祈る意味が込められている。面掛行列で紹介されている御霊神社は前に参拝に行ったことがあるが、祭りに関しては全く知らなかった。
読了日:07月25日 著者:火田 博文
本当は怖い日本のしきたり
https://www.instagram.com/p/BlpqUD2HkdV/
『本当は怖い日本のしきたり』 #読了日本のしきたりや行事と、死とは、密接な関わりがあるのだ。(おわりに より)日本人は無宗教と言われているけれど、しきたりを知っていくとそうとは言えない気がした。#読書好きな人と繋がりたい


悪魔とのおしゃべりの感想
「正しさ」を疑えとこの本に出てくる悪魔は言います。「正しいこと」が「正しい」とは限らない。それは、「正しいこと」を大多数の人が「正しい」と思い込んでいるに過ぎないから。世間には「正しい教え」が溢れているのに、「正しさ」では世界は救えないという記述にはハッとさせられた。
読了日:07月24日 著者:さとう みつろう
悪魔とのおしゃべり
https://www.instagram.com/p/BlnIe8VH0wf/
『悪魔とのおしゃべり』 #読了この本に出てくる人間スーツ論が面白い!本人の願いを叶えるために、目の前に叶っていない「現実」用意されていたのか。そして、本人だけが、「目の前ですでに叶っている」というシステムに気づけていない。(頁106)多くの人が間違った願い方をしている。「お金持ちになりたい」と願ってもお金持ちにはなれない。「お金持ちになりたい」という願いが叶うだけなのです。#読書好きな人と繋がりたい #さとうみつろう


影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果の感想
本書を通じて繰り返し述べるのは、相手が誰であれ、説得のやり方をほんの少し工夫するだけで他者の行動は劇的に変わる、という簡単な真理です。(はじめに より) 前2冊(『影響力の武器』『実践編』)を読んで、説得というのは人間の原理原則や心理に基づくものであることが印象に残っている。人を説得する前にまず自分で試してみようということで戦略編の中から16.目標値の「幅」がやる気を誘う 18.「先延ばし」に対処するためのスモール・ビッグ 45.「分ける」だけで価値を高め負担を減らす の3点を実践していきたい。
読了日:07月20日 著者:スティーブ・J. マーティン,ノア・J. ゴールドスタイン,ロバート・B. チャルディーニ
影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果


影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣の感想
『影響力の武器ーーなぜ、人は動かされるのか』に引き続き、社会的影響力の原理に基づいたテクニックを50項目に渡って取り上げた書籍。6つの原理というのは、返報性、権威、コミットメントと一貫性、希少性、好意、社会的証明。第1刷発行が2009年と10年前に出たものだし、参考文献に関しては古いものも見られるが、人間の心理、原理原則は年を経たからといって変わるものではないということに納得した。ラベリング・テクニックなど知っていることもあったが、実際に使ってみないことには宝の持ち腐れなので、小さく実践していきたい。
読了日:07月18日 著者:N.J.ゴールドスタイン,S.J.マーティン,R.B.チャルディーニ
影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣
https://www.instagram.com/p/BlX8KxSHdMV/
『影響力の武器 実践編』 #読了いつも、いいね👍 を押してくださるあなた! ありがとうございます😊 感謝します!人を説得する道具は人のために使っていきたい!#影響力の武器実践編 #読書好きな人と繋がりたい


ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法の感想
phaさんを知ったのはフジテレビで放送された「ザ・ノンフィクション」だった。自身が住むシェアハウスや地方の商店街を用いてコミュニティづくりをしている様子はニートではない(笑)。そのコミュニティも昔の集落のような雰囲気を感じた。社会のレールから外れたとしても充分に生きていける環境、手段があってもいいと思うし、それが社会の多様性を生むことなのではないだろうか。それと、phaさんの考え方で面白かったのは、お金を人にあげることはコンテンツだということ。自分も貧しいけど、支援するって「ギバー」だなと嘆息しました。
読了日:07月16日 著者:pha
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
https://www.instagram.com/p/BlRYNpCHbeQ/
『ニートの歩き方』 #読了phaさんを知ったのは、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」という番組だった。京大卒業したのに、もったいないという感想も持ったけれど、それ以上にギークハウスなどのコミュニティづくりのうまい人だなという印象が強かった。「いや、そんなことしてる人はニートじゃないでしょ(笑)」と何度かツッコミ入れた。phaさんの考え方って、最終的にめぐり巡って自分に還ってくる「ギバー」の考え方だなと嘆息。それと、そこにいけば、誰かがいて助け合いできるような。ゆるいコミュニティがいくつあってもいいよね。#phaさん #読書好きな人と繋がりたい


らせん (角川ホラー文庫)の感想
『リング』に続く続編。前作で呪いのビデオによって死んだ高山竜司の司法解剖を高山と同じ大学の医学部で同級生だった安藤満男が担当するところから物語は始まる。今作では、高山が残したメッセージとウイルスの謎に迫っていく。前作での主人公、浅川和行が事件の顛末を記した「リング」が作中作として登場。エピローグでの「リングウイルスに感染した人間の手により、メディアは変貌を遂げる。そして、新しく産まれたメディアと山村貞子の交配により、また新たにメディアが誕生」(頁393 一部抜粋)部分は、現実と虚構の浸食に怖気を感じた。
読了日:07月16日 著者:鈴木 光司
らせん - (角川ホラー文庫)
https://www.instagram.com/p/BlRWhn6HIs_/
『らせん』 #読了 ホラー好きといいながら、読んでいなかったリングシリーズ。山村貞子の残したリングウイルスが、メディア媒体が変貌を遂げるたびに新たに呪いが生まれ拡散されていくというエピローグの記述が印象的。約20年前の作品なので、時代背景に古めかしいところもあるけれど呪いの拡散というのは現代的。#読書好きな人と繋がりたい #ホラー好きと繋がりたい #リング #らせん


バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)の感想
バッタに食べられることが夢というバッタ博士こと、前野浩太郎さんが子どもの頃からの憧れであるファーブルのような昆虫学者になるためにモーリタニアへとバッタの研究活動に行く話。肝心のバッタの大量発生に出会えないまま、無収入に追い込まれるなど深刻な状況が何度も襲ってくるのだが、そんな状況にもめげずに頑張る様子が熱かった! 誰しも好き好んで辛い状況に身を置きたいとは思わない。だけど、どんなに過酷な状況でも自分の好きなことを追求できるって素敵なことですね。自分を応援してもらえる生き方っていいなあ!
読了日:07月13日 著者:前野ウルド浩太郎
バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)
https://www.instagram.com/p/BlK4yQVHvmj/
『バッタを倒しにアフリカへ』 #読了今後、私がとるべき道は二つ。日本に帰って給料をもらいながら別の昆虫を研究するか、もしくは、このまま無収入になってもアフリカに残ってバッタ研究を続けるか。決断のときが迫っていた。(頁260)前野博士の生き方が面白い! 深刻な状況が何度かあらわれるけれど、その状況にめげずに頑張れるのは、自分の好きなことを追求できるからだろうな。勇気をもらえる一冊です!#前野ウルド浩太郎 #バッタを倒しにアフリカへ #読書好きな人と繋がりたい


影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのかの感想
五反田にあるフォルケという書店で選書していただいた記念の本! 心理学の6つの原理(返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性)を解説した本。『影響力の武器』という題名ではあるけれど、6つの原理から身を守る防具にもなる本。6つの原理は『プロパガンダ』同様、交渉ごと、広告、宣伝など日常の生活のなかにごく自然に取り入れられている。特に権威や希少性などを利用して人を陥れているのをみると恐ろしくもあった。これらの原理は自分の人生やまわりの人たちにより良い影響を与えるために活用していきたいと思う。
読了日:07月11日 著者:ロバート・B・チャルディーニ
影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
https://www.instagram.com/p/BlGAFhUn51b/
『影響力の武器』 #読了 。五反田にある選書する書店 フォルケhttps://info.folkebook.com/で選書していただいた書籍。心理学の原理を解説した本。人に影響を与える武器にもなるけれど、人からの説得に身を守る防具にもなる1粒で2度おいしい本です。#読書好きな人と繋がりたい #心理学#影響力の武器


バースデイ (角川ホラー文庫)の感想
リングシリーズのスピンオフにあたる作品。「空に浮かぶ棺」は、『らせん』で不運にも呪いのビデオを見てしまった高野舞を描く。「レモンハート」は『リング』で貞子が入っていた劇団・飛翔の劇団員である遠山の貞子との過去に迫る。「ハッピー・バースデイ」は『ループ』の後日談。『リング』と言えば映画のイメージが強かったのだが、関連作品を読んでいくうちに原作の世界観あっての映画だなと感じました。リングは怖いだけのホラー作品ではないと改めて思った。
読了日:07月09日 著者:鈴木 光司
バースデイ (角川ホラー文庫)
https://www.instagram.com/p/BlAzIatH1NG/
『バースデイ』(著 鈴木光司) #読了『らせん』がまだ読み終わっていないんですけどね(笑)。リングシリーズのスピンオフにあたる作品。#読書好きな人と繋がりたい #ホラー好きと繋がりたい


内向型人間の人づきあいにはコツがあるの感想
内向型の性格も立派な個性! 内向型な性格を直したいなあ……。でも、ダメだった……。というのを何度か繰り返したので共感できることが多かった。特に印象に残ったのは、世間話と自己紹介について。自分から自分のことを話すことが苦手なので、相手にしゃべってもらう仕掛けをつくったり、相手に近い話題を振ることは意識してやっていきたい。自分と気が合う人を見つけるというターゲットを絞ることに注意して、これから初対面の人と話していけたらと思った。
読了日:07月08日 著者:渡瀬 謙
内向型人間の人づきあいにはコツがある 自分にムリをしない。だから人間関係がうまくいく! (大和出版)
https://www.instagram.com/p/Bk-CmyInqGU/
『内向型人間の人づきあいにはコツがある』 #読了内向型な性格なので、一つのコンプレックスに感じていた。大切なのは、性格を変えることではなく、考え方を変えること。コンプレックスを強みに変えていこう!#読書好きな人と繋がりたい#内向型 #内向型人間 #コンプレックス#性格


小説 ミスミソウ (双葉文庫)の感想
【劇薬注意】都会から田舎町の中学校に転校してきた少女に対しての残虐非道ないじめの話。いじめをする同級生たちが悪意に満ちていて胸糞悪いが、その登場人物たちにも暗い過去があったりするが同情できるかというと難しい。同級生のなかで唯一の善良者だと思っていた相場晄の過去と本性が知れたときが一番げんなりとさせられた。
読了日:07月04日 著者:押切 蓮介,黒 史郎
小説 ミスミソウ (双葉文庫)
https://www.instagram.com/p/Bkzfv9pnHvb/
『小説 ミスミソウ』 #読了原作は読んでいません。いじめの描写と残虐な描写が8割くらいあるので(むしろ10割胸糞悪いです)、読もうと思っている人は注意。久々の劇薬書籍でした……。 ※劇薬書籍とは、本の内容によって、これまでに身につけてきた常識や価値観をぶち壊されたり、描写などから強烈な吐き気や怖気を催す可能性のある書籍のこと。#ホラー好きと繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい #劇薬書籍


読書術 (岩波現代文庫)の感想
時代が変わっても読書術は変わらないのだなと感じた。 面白そうな本を読み尽くすことはできないが、一冊でも多く面白そうな本を読んでいきたいと思わされた。 印象に残った部分。 まず目次を読む。それから序論と結論を注意深く読んで、およその内容をつかみ、中間の各章をかけ足で通り抜ける。そのときに、特別におもしろそうな章があれば、そこだけに立ち止まる。(頁74) 読み通すことのむずかしい本であればあるほど、一日に少しずつ読む工夫をたてる必要があります。(頁84)
読了日:07月04日 著者:加藤 周一
読書術 (岩波現代文庫)


人間の顔は食べづらい (角川文庫)の感想
食人法や食用にヒトクローンを育てるプラナリアセンターなどの設定からしてぶっ飛んでいる。なにより、柴田和志、河内ゐのり、由島三紀夫といった登場人物が印象的。特に印象深いのは、柴田が育成しているクローン人間のチャー坊。話は全く違うけど、『粘膜蜥蜴』に出てくる富蔵を思い出した。エピローグ部分と由島三紀夫のノートは読んでいて声が思わず出てしまうほど驚いた。
読了日:07月01日 著者:白井 智之
人間の顔は食べづらい (角川文庫)
https://www.instagram.com/p/BksEa_SAY0L/
『人間の顔は食べづらい』#読了最初、ホラーな内容を期待して買ったけどホラーではありませんよ!でも、ミステリーとして傑作だと思う!ネタバレになってしまうので、詳しくは書けないけど、エピローグ部分で「えっ⁉︎」となりました。思わず声出た(笑)。 カバーイラストを担当されている#shichigoro-shingo さんの個展が今月 #ヴァニラ画廊 で開催されるので、そちらも今から楽しみ!#読書好きな人と繋がりたい


遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣の感想
本の内容を頭の中にため込むのではなく、流し込む「フロー・リーディング」を提唱しています。本の内容を覚えるために読むのではなく、ノートなどに文を書き写しておくことで忘れてもかまわないという示唆には納得。 この書籍を読む前から試していたことはいくつかあったけれど、読書を習慣化するためのコツ、読んだことを忘れようにするための方法、本を選ぶ・管理する方法など今の自分に必要な本でした。書籍で紹介されている「1ラインサンプリング」「1ライン・エッセンス」「1ライン・レビュー」は書評やブログを書くのにいかしていきたい!
読了日:07月01日 著者:印南 敦史
遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
https://www.instagram.com/p/BksBbFOgnjT/
『遅読家のための読書術』#読了 「1ライン・サンプリング」「1ライン・エッセンス」「1ライン・レビュー」は書評、ブログを書くときのために実践してみたいと思う。#読書好きな人と繋がりたい


日々の泡 (新潮文庫)の感想
バースデー文庫で発見した本。現実と非現実が入り混ざる感じが痛快でした。映像化もされているようなので機会があれば小説の世界感がどのように再現されているのか見てみたい。
読了日:07月01日 著者:ボリス ヴィアン
日々の泡 (新潮文庫)
https://www.instagram.com/p/Bkq4FH_AbvI/
『日々の泡』(著 ボリス・ヴィアン)#読了 しました。バースデー文庫で発見したものです。普段、読まない作家に出会えるのは面白い!現実とファンタジーが入り混じった世界感が痛快。#読書好きな人と繋がりたい


読書メーター

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