2020年5月の読書メーター

2020年5月の読書メーター
読んだ本の数：6冊
読んだページ数：1611ページ
ナイス数：129ナイス

https://bookmeter.com/users/15501/summary/monthly

■リターン (幻冬舎文庫)

リターン (幻冬舎文庫)

リカ事件再び。リカ事件に関わり、被害者である本間の最後を見届けた菅原刑事は事件のショックから昏睡状態に。今回の主人公は菅原の部下でコールドケース捜査班の尚美。その親友の孝子。前作に引き続き、リカの異様さには生理的嫌悪を感じる。だが、それ以上に恐ろしく感じるのは菅原に対する尚美の愛情。本当に怖いのはお前か……！
以下331ページより引用　彼が意識を取り戻すことはないだろう。無反応のまま生きていくだけだ。わたしがすべて世話をする。食事を与え、排泄の面倒を見る。入浴もさせよう。彼を完全な形で自分の物にするのだ。
読了日:05月23日 著者:五十嵐 貴久
https://bookmeter.com/books/9978700

■究極の判断力を身につけるインバスケット思考

究極の判断力を身につけるインバスケット思考

「インバスケット」とは、1950年代にアメリカ空軍で生まれたトレーニングゲーム。架空の役職・人物になりきり、多くの未処理案件の処理を行うビジネスゲーム。組織のリーダーとして何が求められるか？　という視点で読んだ。自分だったら投げ出しかねない案件処理ばかりで読んでいて謎の息苦しさが発生。そもそも、リーダーに向いてないのだと思う（笑）。それは冗談として……。インバスケット自体を学ぶために読むのもありですし、自分の状況を離れて想像力を鍛えたいという人向けでもあると思います。
読了日:05月20日 著者:鳥原隆志
https://bookmeter.com/books/3289501

■愛する人を亡くした人へ ―悲しみを癒す15通の手紙

愛する人を亡くした人へ ―悲しみを癒す15通の手紙

愛する人と死に別れるのは悲しいけれど不幸ではない。死を不幸にしてしまうと、最終的に人生は全て不幸になってしまう。葬儀という物語があるから、死の別れを癒しにできる。
読了日:05月18日 著者:一条 真也
https://bookmeter.com/books/588708

■「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP(敏感気質)」かもしれません

「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP(敏感気質)」かもしれません

ＨＳＰとはアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念で外部からの刺激（人付き合いなども含む）に対して敏感な人たちを指す。本書はＨＳＰの人たちに対しての生きやすくなるヒントとして書かれています。ＨＳＰは性格ではなく、気質です。と著者は言います。性格を変える必要はありません。ただし、問題を解消するのに大切なことは「知識」と「覚悟」と「技術」。1、自分自身について把握する 2、自分を受け入れ、覚悟を決める 3、生き方を変えるために行動に移す
読了日:05月13日 著者:長沼睦雄
https://bookmeter.com/books/13365698

■リカ (幻冬舎文庫)

リカ (幻冬舎文庫)

【人によっては劇薬書籍指定】リカシリーズの元祖となる五十嵐貴久さんの小説リカ。ほんの出来心で登録した出会い系で知り合ったリカはとんでもない女だった。多重人格を思わせる辻褄の合わない会話や常軌を逸したストーキング、常人とは思えない行動の数々。明らかにフィクションなのに生理的恐怖を感じる。なんてモノを書くんだ、作者よ（褒めてます）。とある書籍でエピローグ部分が紹介されていたので心の準備は出来ていたが、一つ一つ映像で思い浮かべるとキツイ。さあ、続けてリターンも読むかな……。
読了日:05月13日 著者:五十嵐 貴久
https://bookmeter.com/books/571613

■ヤギより上、猿より下

ヤギより上、猿より下 (文春文庫)

平山夢明さんの作品はとても癖があって、好きな人はたまらなく好きだし、嫌いな人はとことん嫌いだと思う。俺は好きだ！
閑古鳥の鳴く売春宿の新入りとして連れてこられたのは、オランウータンのポポロとヤギの甘汁だった！ 売春宿ネストのドタバタ劇を描いた表題作「ヤギより上、猿より下」。殺し屋エンジンが殺しを依頼されたのはキジマという男で、昔出会った女ミエコとの間に出来た息子だった……。「陽気な蝿は二度、蛆を踏む」。平山夢明氏自身の作品「無垢の祈り」を彷彿とさせるような「パンちゃんとサンダル」はこれまた後味の悪い作品。
読了日:05月10日 著者:平山 夢明
https://bookmeter.com/books/11035704

▼読書メーター
https://bookmeter.com/