2019年10月の読書メーター
10月の読書メーター
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新装版「ニセ医学」に騙されないために ~科学的根拠をもとに解説新装版「ニセ医学」に騙されないために ~科学的根拠をもとに解説の感想
新装版「ニセ医学」に騙されないために ~科学的根拠をもとに解説
- 作者: 名取宏
- 出版社/メーカー: 内外出版社
- 発売日: 2018/11/29
- メディア: 単行本
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内科医名取宏さんがニセ医学に対する情報発信を書籍化した本。自分や周りの人を健康を守るには、しっかりとした情報を掴み取るが大切です。・不安を煽る情報ほど注意することが必要。・万能を謳う治療法は疑ってかかったほうがよい。・臨床試験が行われているかを確認する。・ニセ科学では、本来の意味とは違う科学用語が使われていることがあるので注意する。
読了日:10月30日 著者:名取宏
- 作者: 秋吉理香子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2019/01/16
- メディア: 文庫
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全体を通して僕は範子には感情移入できなかった。正しいことは大事だけど、そこに人を追い込むのは違うのではないか……? 各人のエピソードの度に範子の正義感に心がしんどかった。間違ったことだらけで悪が蔓延る社会だけど、正義だらけの社会もまた苦しいのではないだろうか? 範子の正義感に振り回される由美子たち4人。もちろん、由美子たちがしていた行為は道徳的や法律的に見たらアウト。範子が正義を振りかざすことによって、追い込まれていく様子はフィクションの物事には思えなかった。
読了日:10月27日 著者:秋吉 理香子
死と病気は芸術だ!死と病気は芸術だ!
- 作者: 松久正
- 出版社/メーカー: ヴォイス
- 発売日: 2019/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読了日:10月27日 著者:松久 正
何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書
何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書
- 作者: 中島輝
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2019/02/16
- メディア: 単行本
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読了日:10月25日 著者:中島 輝
- 作者: 坂東眞砂子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1996/08/22
- メディア: 文庫
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高知県を舞台にした和風ホラー。四国八十八ヶ所巡りを死者の年の数、逆打ちすると死者が蘇るという(1番札所から88番札所まで順に回るのを順打ち、88番札所から逆に回ることを逆打といいます)。怖さよりも人物の心象描写が細やか。和風ホラーならではのジメジメとした感じが堪りません。
読了日:10月16日 著者:坂東 眞砂子
夜のみだらな鳥 (フィクションのエル・ドラード)夜のみだらな鳥 (フィクションのエル・ドラード)の感想
- 作者: ホセドノソ,Jos´e Donoso,鼓直
- 出版社/メーカー: 水声社
- 発売日: 2018/02/01
- メディア: 単行本
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ありとあらゆる混沌が詰め込まれた読む悪夢。登場人物の視点の切り替わりが多く読みにくいのだが、「一体、私は誰なのだろう?」と考えながら読み進めていくと、この物語の気持ち悪さが体験できる。私はあなたであり、あなたは私である。
読了日:10月11日 著者:ホセ ドノソ
13のエロチカ (角川文庫)13のエロチカ (角川文庫)の感想
- 作者: 坂東真砂子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/02/25
- メディア: 文庫
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13のエロチカというタイトル通り、13の官能的な物語が書かれたオムニバス。ズブズブでドロドロなエロではないので、それを求めたい人には表紙やタイトルに肩透かしを食うかも(笑)。思春期少女の性の原体験を描いた作品が多い。もっとどエロいのを探したいと思います。
読了日:10月02日 著者:坂東 真砂子
異常性欲―人間だけが変態である (ワニの選書)異常性欲―人間だけが変態である (ワニの選書)の感想
- 作者: 佐藤晴夫
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 1994/02/01
- メディア: 単行本
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異常性欲という側面から、エロスの世界に迫った書籍。1章のサディズムとマゾヒズム だけでも1冊の本のテーマになりますね。"つまり、性的異常というのは大きくなってから生じるのではなく、言ってみれば、子供の時代に逆戻りすることなのだ"(ページ174〜175) 変態とは後天的になるものではなく、先天的に生まれもったものなのかもしれないんだなあ。
読了日:10月02日 著者:佐藤 晴夫
うなぎ鬼 (角川ホラー文庫)うなぎ鬼 (角川ホラー文庫)の感想
- 作者: 高田侑
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2015/03/19
- メディア: Kindle版
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主人公倉見勝は、ギャンブルで作った借金が返せなくなり千脇社長に借金を肩代わりしてもらう代わりに借金の取り立て屋として身請けされることになる。そこでの仕事である日、黒鉾という寂れた街の鰻の養殖場に荷物を運ぶことになるのだが、その荷物の正体は一体何か? 『闇金ウシジマくん』のような裏社会を描いたサスペンスが好きな人にはオススメです。 漫画版も原作者である高田侑さんが書かれています。
読了日:10月02日 著者:高田 侑