11月の読書メーター
まとめ
読書メーター
武器としての交渉思考 (星海社新書)
瀧本 哲史
GAMIFY ゲーミファイ―エンゲージメントを高めるゲーミフィケーションの新しい未来
ブライアン・バーク
映画と残酷 (映画秘宝セレクション)
ナマニク
ミサイルマン (光文社文庫)
平山 夢明
歴史が教えてくれる日本人の生き方
白駒 妃登美
0から1をつくる まだないビジネスモデルの描き方
佐々木 哲也
黒木 昭博
売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ
高木 瑞穂
一流の人に学ぶ心の磨き方
永松茂久
プロパガンダゲーム (双葉文庫)
根本 聡一郎
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
安部 司
こんにちは、大関(@nagaokaguren)です。
もう12月も数えるほどしかないのですが、
11月に読んだ本のまとめを残しておきます。
毎月のはじめに書くネタに困らないぞ!
11月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5784
ナイス数:162
- 作者: 瀧本哲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/06/26
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 64回
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「交渉」とは、相手があって成り立つもの。この書籍を読むまで交渉が「自分の都合をいかに相手に押し付けるか?」「強情な人が勝つ」といった悪い印象だが、交渉の本質は「相手が考えていることを読み取り、相手が望むメリットをどのように伝えるか?」であると感じた。『武器としての決断思考』のディベート思考と同じように、交渉に関しても、交渉に入る前の準備が何よりも大事である。目の前の現実を変えていくには、声を上げるだけでなく交渉をして結果を掴み取る必要がある。この書籍で得た交渉の考え方を少しずつでも活かしていきたい。
読了日:11月30日 著者:瀧本 哲史
GAMIFY ゲーミファイ―エンゲージメントを高めるゲーミフィケーションの新しい未来
- 作者: ブライアン・バーク,鈴木素子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/01/15
- メディア: 単行本
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ゲーミフィケーションの目的は、動機づけ、やる気、モチベーション、目標の達成といったものを自身が達成したくなるように体験をデザインすること。ゲーミフィケーションという名称であるが、対象は子どもだけとは限らない。日々の習慣や行動に変化を起こすためにゲーミフィケーションを取り入れられるようにしていきたい。
読了日:11月26日 著者:ブライアン・バーク
- 作者: ナマニク
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2017/05/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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残酷描写を規制したら犯罪は減るのか? 否! 残酷なことはいけないという批判は「臭いモノには蓋をする」という消極的姿勢でしかない。気に食わなければ規制。内容に問題があっても、作品として優れているならば規制を緩める。という体制にうんざりする。フィクションをフィクションとして楽しめる教養(と言えるかわからないけど!)を持ちたい。
読了日:11月26日 著者:ナマニク
- 作者: 平山夢明
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 文庫
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どの短編も低俗かつ刺激的。最高……!自分の中ではNecksucker Bluesが気になった。想像するだけで吐き気がするのは以下の文章……「奴らの脚の毛が舌や口の粘膜を引っ掻き、歯で切り裂き、磨り潰すたびに生じる古い油と水虫の膿んだようなシロップを飲み下すのは本当に困難なことだった。」
読了日:11月26日 著者:平山 夢明
- 作者: 白駒妃登美
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/07/31
- メディア: 単行本
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その地域に根ざした人々の遺伝子は時を越え、今もなお生き続けている。ーー自分たちの世代だけでなく、次の世代のためにーー先代の人々の国を思う気持ちが今の日本をつくっているということを知って、胸が熱くなった。歴史の教科書で紹介されていないけれど、日本の精神文化の発展に寄与した人たちがいることを知ってほしい。
読了日:11月25日 著者:白駒 妃登美
- 作者: 佐々木哲也,黒木昭博
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/06/15
- メディア: 単行本
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ビジネスモデルをつくるための考え方を得られる本。ビジネスだけでなく、コミュニティ作りや情報発信などにも活かせそう。価値観を明確にし、誰に対して、何を提供していくのか? ゴールを設定してからアイディアを形にしていく。
読了日:11月23日 著者:佐々木 哲也,黒木 昭博
- 作者: 高木瑞穂
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2017/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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売春産業を軸に動いていた渡鹿野島。日本にもこんな島があったのかと驚いた。隆盛から衰退の歴史は壮絶であった。 第二章 人身売買ブローカーの告白 は裏社会を垣間見ることができた。底無し沼という言葉が頭に浮かぶ。
読了日:11月22日 著者:高木 瑞穂
- 作者: 永松茂久
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2017/09/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スキルを磨くことも大切だが、根本の「心を磨くこと」もそれ以上に大切にしなければいけない。 心を磨いていくうえで、大事だと感じたのは自分の価値観を持つことです。まわりに流されずに自分が設定したゴールに向かい、自分の道を信じて突き進むこと。変化すること、成長すること、学ぶこと、環境を変えることに対して前向きに取り組んでいきたい。
読了日:11月18日 著者:永松茂久
- 作者: 根本聡一郎
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2017/10/12
- メディア: 文庫
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広告代理店の選考試験をテーマに、政府チーム、レジスタンスチームに分かれてプロパガンダゲーム という試験に挑む学生8名の運命はいかに⁉︎ 現在、国内国外政治情勢が不安定なだけに、妙な怖さを感じた。話の設定、展開など最初から最後までひきこまれた。その反面、小説内での事件、ニュースが数年前に起きた出来事(尖閣諸島問題や中川大臣の朦朧会見)から取り上げられており、現実感があった。何が正しくて、何が間違っているのか? 正しい主張が常に正しいとは限らないことを考えさせられた。
読了日:11月18日 著者:根本 聡一郎
- 作者: 安部司
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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私たちは食品添加物によって「便利さ」の恩恵を受けている。その反面、人体への害があることも忘れてはいけない。この書籍のなかで主に語られているのは添加物が食卓を崩壊させる危険性だった。容易に食が手に入ってしまうことで、それを食べる子どもたちが食べ物がどのように出来て、目の前に並んでいるのか知らないまま育ち、食べ物に対する感謝や家庭で大切にされてきた食文化が壊されていくのだと思うと怖くなった。消費者として「便利さ」「安さ」ばかり追い求めるのではなく、食品添加物を知り、食品を選んでいきたい。
読了日:11月15日 著者:安部 司
- 作者: 山田昭男
- 出版社/メーカー: こう書房
- 発売日: 2013/10/02
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随分と前にはなるが「がっちりマンデー!!」に未来工業が取り上げられていて、今回気になって書籍を読んだ。自分の思考が常識や前例主義に雁字搦めにされていると反省。他が「横並び意識」でやっているなかで、自分たちがいかに「差別化」をするか? これからよりその意識を高めていかないといけない。他との差別化をはかるためには、自分の頭で考え、とにかく何でもやってみること、失敗してもそれを糧に成功に結びつけること。自分を他人と「差別化」するために自分の価値観を持って、手間とコストをかけて自分の能力を磨いていかねばと思う。
読了日:11月14日 著者:山田昭男
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 文庫
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蓮実聖司。サイコパスであると同時に人の皮を被った化け物である。教師にもかかわらず自分の目的を果たすためなら手段を選ばないダークヒーロー。何の躊躇いもなく、淡々と生徒を殺戮していく様子は恐ろしいの一言。第10章は多くの頁があるもののおぞましさを感じながらも一気読み。終わりの始まり。タダでは終わらなそうだ……。
読了日:11月13日 著者:貴志 祐介
- 作者: 渡辺雄二
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2008/07/09
- メディア: 文庫
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普段、私たちがコンビニエンスストアやスーパーマーケットで購入している加工食品には食品添加物が使用されている。その用途としては商品保存を目的としたものから、見栄えをよくするものと多種である。読んでいて怖いと思ったのは、動物実験で何らかの影響が出ているのに平然と使われている添加物があること。商品パッケージには記載されていないが本書で挙げられている添加物が製造において使われている可能性があることだ。自分の身は自分で守らなければいけない。単に添加物を怖がるのではなく、添加物を知り商品を選ぶことが大切だ。
読了日:11月10日 著者:渡辺 雄二
仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?
- 作者: 安達裕哉
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2017/08/24
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「コミュニケーション能力」とは何か? 自分でも明確な答えがなかったので読んでみました。 最終頁「『コミュニケーション能力』とはうまく話す能力でもなければ、相手に気に入られるテクニックでもありません。それは、『相手のことをひたすら深く知ろうとする』姿勢のことを指しているのです。」 仕事で求められるコミュニケーション能力は、仕事の成果を出すために必要。「理解できない奴が悪い」ではなく、「分かりやすく伝える能力がない奴も悪い」のだ。肝に銘じたい。 頁21「良好な人間関係を保つために、最も重要なのは敬意です。」
読了日:11月10日 著者:安達 裕哉
- 作者: 小野一光
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/08/04
- メディア: Kindle版
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尼崎連続変死事件。その主犯であった角田美代子はいろんな人の人生を掻き回した。角田が自殺してこの事件の全容が本人の口から語られることはなかったが、この書籍を読みこの事件を時に加害者、被害者として関わった人たちがどのような環境下にいたのかを知った。外部の血縁関係を持つ家族からの相次ぐ金銭の搾取。睡眠、食事制限。実の家族間で暴力を強要させる。読んでいるだけでもゾッとする。また、民事不介入を理由として動かなかった警察の対応。救いを求めた被害者の声が届いていたら被害者が減っていたのでは? と思うと無念である。
読了日:11月08日 著者:小野 一光
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 文庫
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蓮実聖司。通称ハスミン。生徒からの人気絶大。同僚教師からも全幅の信頼を寄せる彼の正体はサイコパスだったーーーーーー。 全体的な感想は下巻読了時に。 5章から6章にかけて不穏になっていく流れは読んでいて引き込まれる。
読了日:11月08日 著者:貴志 祐介
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/20
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頁101〜「これからはあらゆるものが市場型取引に移行し、今よりずっと多くの人が、市場化という現象に巻き込まれます。」 「マーケット感覚」とは、これからの社会を生き抜いていく上で必要になる能力である。 取引には「相対取引」と「市場取引」が存在するが、これからは「市場取引」に移行していく時代だ。 市場の原理は弱肉強食の世界というより、多くの人に可能性が与えられる。そのチャンスをつかむためのマーケット感覚を磨いていこう。
読了日:11月07日 著者:ちきりん
ビジネスモデル症候群 ~なぜ、スタートアップの失敗は繰り返されるのか?
- 作者: 和波俊久
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/09/15
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ビジネスモデルという「アイデアの中身」に過剰に依存し、必要以上のビジネスモデルへのこだわりを持つことが起業の成果に悪影響を及ぼす「ビジネスモデル症候群」に感染しないためのアドバイスがされている本。 起業をしたければ、起業を目的としてはいけない。起業をした後の経営、ライフスタイルをどうしたいのか? を考え、行動し続けることが大切。 頁176〜「つまり、ビジネスが成功するということは、『やりたいこと』と『できること』と『求められること』が完全に一致している状態のことなのです。」
読了日:11月05日 著者:和波 俊久
- 作者: 赤坂憲雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/07/26
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「食べちゃいたいほど、可愛い。」 この心理を童話や神話などを通じて解説した本。第6章 女神の死 「古事記」においてオホゲツヒメがみずからの鼻・口・尻から食材を取りだしスサノヲにふるまうが、その様子を覗き見したスサノヲは逆上、オホゲツヒメを殺害。殺されたオホゲツヒメの体からは作物が生った。他国の神話においても女が体から食材を取り出し、それを人びとが食べる。食材を排泄されていたことを知った人びとは気味悪がって、女を殺してしまう。殺された女の体からは作物が生じる、という共通点があることが印象的だった。
読了日:11月05日 著者:赤坂 憲雄
- 作者: 渡辺雄二
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/03/29
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本書では危険な「10大食品添加物」が紹介されている。今まで危険と言われていて避けているものもあったが、改めて食品添加物について詳細に知ることで何も疑いなしにこんな危険なものを口にしていたことに愕然とした。また本来、安全性を考えてただちに規制されるべき添加物が平然と使用されていることに驚きを隠せない。自分や家族、大事な人たちの健康を守るには正しい知識が必要だ。
読了日:11月01日 著者:渡辺 雄二
読書メーター
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