食べちゃいたいほど、可愛い。
『性食考 / 赤坂 憲雄』
- 作者: 赤坂憲雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/07/26
- メディア: 単行本
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感想
「食べちゃいたいほど、可愛い。」 この心理を童話や神話などを通じて解説した本。第6章 女神の死 「古事記」においてオホゲツヒメがみずからの鼻・口・尻から食材を取りだしスサノヲにふるまうが、その様子を覗き見したスサノヲは逆上、オホゲツヒメを殺害。殺されたオホゲツヒメの体からは作物が生った。他国の神話においても女が体から食材を取り出し、それを人びとが食べる。食材を排泄されていたことを知った人びとは気味悪がって、女を殺してしまう。殺された女の体からは作物が生じる、という共通点があることが印象的だった。
[ https://i.bookmeter.com/reviews/67687262]
可愛すぎて食べちゃいたいの心理。
— 長岡紅蓮 (@nagaokaguren) October 31, 2017
そういえば、こんな記事あったっけ。 #性食考
【納得】子供が可愛すぎて食べちゃいたい!?その科学的根拠が判明! https://t.co/FoeKCBcxsd
「食欲と性欲とは、ひとつの根に生じた二つの幹であり、たがいに菌糸のように絡みあい、与えあい、奪いあいをたえまなしに演じている。」
— 長岡紅蓮 (@nagaokaguren) October 30, 2017
食欲、性欲、睡眠欲という欲望であり、生き物の本能。食欲と性欲は表… → https://t.co/SPR4qkR2cN #bookmeter
「家族喰い」「性食考」どちらもまだ最初の章あたりしか読んでいないけど興味深い。
— 長岡紅蓮 (@nagaokaguren) October 30, 2017
暴力、洗脳、タブー、エロティック。人間の薄汚くもあり、本能に近い部分に迫っていくのは面白い。
ハッとさせられる。
— 長岡紅蓮 (@nagaokaguren) November 3, 2017
「やなせによれば、「傷つくことなしに正義は行えない」ことの比喩的な表現として、顔を食べられるという設定が生まれたらしい。」 #性食考 → https://t.co/gCIg3VNS5U #bookmeter
食べることは殺すこと、食われることは殺されること。 #性食考 → https://t.co/fDvdloZWlE #bookmeter
— 長岡紅蓮 (@nagaokaguren) November 3, 2017
神話における女神が食物を排泄し、それを知ったものが逆上し、女神を殺してしまう。その女神の死体から作物が茂る。
— 長岡紅蓮 (@nagaokaguren) November 5, 2017
国は違えど、神話の構造として共通点を持っていることは面白い。 → https://t.co/D1GiHMidPn #bookmeter
#性食考
— 長岡紅蓮 (@nagaokaguren) November 5, 2017
このような記事も発見。https://t.co/ITM46LcoGWhttps://t.co/GA8ZqVOpJ1… → https://t.co/C0ZHuwpXed #bookmeter
食べる、交わる、殺す
こんにちは、大関(@nagaokaguren)です。
【まえがきは謳う】性食考 / 赤坂憲雄 (著) | TIME LINE-今日のニュースと考えるヒント - TOKYO FM 80.0MHz
ものすごく気になったので読んだ本です。
人間は
- 性欲
- 食欲
という生存欲求があります。
本来、その欲求はなくてはならな
いものですがタブー扱いを受ける
ものです。
人間のそういった薄汚くも、本能
の部分に迫っていくことは面白い。
食べちゃいたいほど、可愛い。
その心理を
- カニバリズム
- 童話
- 神話
- 性愛
といった面から考察した一冊。
古来から豊穣や収穫は性をモチーフにしている。
読書の世界へ、いってらっしゃい!
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